| <第7回> ブラジル・オーパ!パンタナール 行き当たりばったり2泊3日ツアーに参加 文/岩井加代子 |
●1日目●
しかし、そんな心配は無用だった。私たちはクイアバの空港でさっそく客引きにつかまったからだ。ここからすぐに出発して現地で2泊するツアーは、まあ手頃な料金だったので、このツアーに参加することにした。メンバーはブラジル人ドライバー、英語ができるブラジル人少年ガイドのクロード、客は私とスティーブの2人の合計4人。空港からパンタナールを目指し、いざ出発! しかし、天気はいきなり悪化して土砂降りになった。赤土のでこぼこ道をしばらく走ると、ワニ、カピバラ、トゥユユ、アララアズルと遭遇。ワニは大きくてもせいぜい2メートルくらい。ちょっとした水たまりに赤ちゃんワニがウヨウヨいて、両手を広げてプカプカ浮かぶ姿がかわいらしい。げっ歯類として世界最大のカピバラは、顔だけ見ればネズミだが、大型犬ほどの大きさがある。クロードが教えてくれたトゥユユという鳥は、白い大きな体にく ちばしと顔が真っ黒で、よく見ると奇妙な顔の鳥だ。アララアズルは青いオウムという意味で、その名の通 り、少し紫がかったきれいな水色の鳥。群れを成し、大空を羽ばたく光景が美しい。 夕方になり、今晩の宿泊先のバンガローに着いた。近くの川にワニがいたが、蚊もいた。草むらの中の前を歩く半ズボンのクロードとスティーブの足には、うれしそうに蚊の集団が群がっている。虫除けスプレーをかけていた私の腕は免れたが、Tシャツの上からは背中を刺され、おまけに顔も刺され、あっという間にボコボコになってしまった。刺されると日本の蚊以上に痒くて痛い、固く大きく腫れてしまう。パンタナールのたくましい蚊には、しっかり虫除けをして立ち向かわなければならない。 ●2日目● 再びスコール。今は12月の雨期にあたり、雨といってもスコールは1〜2時間ほどで終わり、そのあとスカッと晴れる、青空がよみがえる。この日はのんびりと湿原を歩きまわり、眠くなったら昼寝をして気ままな時間を過ごす。 ●3日目●
今度はピラニア釣りに挑戦した。釣りの経験はほとんどないが、あっという間に10センチくらいのピラニアをキャッチ。やる前は「釣りなんて……」と、期待してなかったのに、やってみるとけっこうおもしろい。ピクピクと釣針にかかったときの手応えがうれしい。ピラニアは歯が鋭いので、ガイドのクロードに針から外してもらった。
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