海路で物資を運搬するには、バイア・デ・トードス・オス・サントス湾(Baia de todos os Santos)は、地理的にも格好の場所だったんですね。そのため、下の町は港からの運搬を中心に小規模な商工業施設等と共に発展してきました。同時に、宮殿や政府機関の施設、教会、家屋などは、防衛上の観点から、敵を上から見下ろすことのできる上の町・・・Cidade Alta に建設されていったのでした。その際、当時の領主であったポルトガル王室は、石、タイルその他の建築素材をポルトガルから輸入することを義務付け、建築様式も中世のリスボンのそれを真似て造らせたというのですから、ここが、ユネスコの世界文化遺産地区に指定されたのもうなづけますよね。
そして、この2つの町を結ぶためにエレベーター設置が求められ、1920年に完成したエレベーターは、この土地の人々の現代生活に必要不可欠なものとなりました。