 |
| 通りの突き当たりに現れる美しい聖サンフランシスコ教会 |
以前に一度、日本人の友人と訪れたことのある、サンフランシスコ教会。このコラムの第2回で紹介したオルデン テルセイラ・ デ・ サンフランシスコ教会の隣に建っています。教会正面に並ぶ金の彫刻や、内装にも金箔がたくさん使われていることから「黄金の教会」と呼ばれています。
正面右横の入り口から入ると、すぐに目に入るのが天井画。360度どの角度から見ても立体的に見えるパノラマ的な描写は、その技法からして、とても素晴らしいものです。
建物の中を進んで行くと、向かって右側にPORTARIA(ポルタリーア)と書かれた場所がありました。ここは1587年、初めてフランシスコ派がバイア州に基盤を作り始めた際の、最初の礼拝堂だった場所だそうです。当時は小さな礼拝堂だけでしたが、現在は修道会もあり、その土地面積だけでも900平方メートル。建物は2階もありますし、巨大な礼拝堂、納骨堂などもあります。少しずつ増築して現在の建物にしたことを考えると、大変な苦労だったでしょうね。
次に案内されたのは、37点のポルトガルタイル画が並ぶ回廊に囲まれた中庭です。
隣接するオルデン テルセイラ・ デ・ サンフランシスコ教会にもタイル画の回廊がありますが、建物ができた当時は、ポルトガルタイル画が流行していたようですね。
 |
| 37点のポルトガルタイル画が並ぶ回廊 |
タイル画は聖サンフランシスコの生涯についてや、社会風刺、〜栄光は仕事の賜物〜、〜農耕は幸福〜、〜妬むことは大悪〜など、彼の教えについても総合的に描写されています。字が読めない人でも、このタイルの作品を見て感じるだけで大体の教義が分かるのではないかと思われることから、タイル画は歴史を物語るにはぴったりのメディアだったのかもしれません。
この回廊は1729年に造り始め、1794年に造り終えたらしいのですが、使用されているタイル画パネルは、1743〜1746年の間にポルトガルから直接取り寄せたというのですから、驚きですよね。
中庭でタイルを見ていると、タイルの祖国であるポルトガルから来ていた2人の女性観光客に写真を頼まれました。撮ってあげたお返しに、私たちの写真も撮ってくれました。思いがけないコミュニケーションも旅のエッセンスになりますよね。
 |
| ポルトガルタイルの回廊から仰ぎ見た教会の尖塔 |
この教会の最大の見どころは、黄金のチャペル。チャペルに足を踏み入れると、内部にくまなく貼られた金箔が醸し出す荘厳な雰囲気は何とも言えません。よくこれだけの内装を施したものだと感心します。
また、中央にある象牙のキリスト像、それに抱きついたような形になっている聖フランシスコ像、銀製のランプも素晴らしく、これはキリストがそこに居るという証だそうです。
以前訪れた時は、フラッシュをたかなければ写真撮影もOKだったのですが、現在は、写真撮影自体が禁止となっていました。そのため、残念ながら写真でお見せすることができません。受付の方のお話では、心無い人たちがフラッシュを使用したため、金が酸化し、光沢が無くなってきてしまっているからということでした。
ずっと守っていきたいですね。
これからもずっと、その美しい金の光を放っていけるように…。
住 所:Rua Inacio Accioli, s/n, Terreiro de Jesus, Pelourinho
開館日 :月曜日から金曜日
開館時間:午前8:00〜12:00、午後14:00〜17:00
入館料 :3レアル
TEL:(71) 3321-6968
◎サンフランシスコ教会では、1日2回、「光と音声によるショー」が行われています。
〜光と音声によるショー〜
入場料 :7レアル
開催日 :月・水・木・金・土曜
開催時間:11:30、16:00
TEL:(71)3322-6430、(71)3241-1407
FAX:(71)3322-6946
英語による案内:(71)3322-6430
※2007年11月末現在
|