ようこそ、サルヴァドールへ。
サンパウロから空路約2時間半、リオデジャネイロから約2時間。ポルトガル統治時代は首都として栄え、現在はユネスコの世界文化遺産に指定されている歴史的な街として、多くの旅行者が訪れています。
そんな世界文化遺産の街 サルヴァドールの魅力を、Ms.久枝がご紹介します
オタクの夢を叶えるアニメのイベント
Realizando Sonhos OTAKUS
来場者にはコスプレ?をしている人たちも多数います。
世界中で愛されている日本のアニメ、ジャパニメーションは、ここブラジルのサルヴァドールでも大人気。数年前、
「サルヴァドールから〜ブラジルの中の日本<2> アニメ、漫画ブーム」
でもその様子を紹介しましたが、ジャパニメーションはブームを超えてブラジルのエンターテイメントの中に定着してきているようです。
“オタク”
という言葉も、そのまま
“OTAKU”
として通用しています。
先日、
アニポリタン
というOTAKUのイベントに行って来ました。その理由は、なんとアニメの主題歌など
“アニソン”のカラオケ審査員
として、です。アニメを見る、漫画を読む・描くだけでなく、主題歌もやはり人気なんですね。
早速、関係者にインタビューをしてしまいました。
「最初は、試しのつもりで始めたんですよ」と話し始めた彼は、このアニポリタンの創始者のリカルド・シルヴァ君。ほかに、リジア・小川さんとジョアン・ダンタス君という強力な仲間が居るようです。
えっ?この若い彼がこのイベントのオーガナイズをしているの?と、少し驚きましたが、話を聞いてみると段々うなずけてきました。彼は、実は3つの大学を卒業しているという中々のやり手だったのです。
リカルド君:
私は本当に日本文化が大好きなんです。今年で3年目になるこのイベントですが、始めた当時自分は、サンパウロや、リオ・デ・ジャネイロ、ナタル、フォルタレーザなどにはオタクのイベントがあり、どこも盛況なのに、どうしてバイアには無いのか、と常々思っていました。そこで、自分が始めてみようと考えたわけです。
久枝:
なるほどそうだったんですか。今まで、どのくらいの人出がありましたか?
リカルド君:
6カ月に一度の割合で行う予定にしていますが、1回目はアニメの試写会で、70人程でした。2回目は300人ほどでしたが、会場が小さかったため来場者の半分が入れなくなってしまいました。そこで3回目は私立高校を会場にしたところ、1500名を動員することができました。そして、先回の4回目は3000人を越える人出でした。お蔭様で、今回も3000人以上の来場が見込まれています。
ここまでの文を読んだだけでは分からなかった方のために、少しご説明します。このイベントには、
漫画、アニメのDVD、ビデオ、CD、Tシャツ、小物
などを売るお店が立ち並ぶのはもちろんですが、
折り紙教室、盆栽教室、アニメの描き方教室、ゲーム
など、ありとあらゆる日本文化に関するものがあります。日本古来の民芸品なども展示されています。もちろん、おいしい焼きソバなどの日本の食べ物もあります。
アニメソングを熱唱する出場者。もちろん日本語です。優勝した男性は、日本語の発音も文句なし上手かったです
中でも人気なのは、J-POPを歌うバンドコンクールや、アニメの主題歌のカラオケ大会などです。今回、私も
アニオケ
と称するアニメ主題歌のカラオケコンクールの審査員の1人として参加させていただきました。歌はもちろん日本語で、
『犬夜叉』
や
『カードキャプターさくら』
など、日本でもおなじみのアニメ。みんな、なかなか発音も上手です。それだけでなく、会場に入るとコスプレをした人たちとすれ違い、本当に異国に来たような感覚です。是非、
彼らのサイトにある写真
を見てみてください。
高橋:
出店の業者の方々は、皆さんバイア州の方々ですか?
リカルド君:
サルヴァドールの業者の人も居ますが、大部分が他の州から来ています。かく言う私も、サルヴァドールでアニメ専門店を経営しています。
高橋:
見ていると、受付や会場整備など大勢のスタッフが居るようですが、全部で何人くらいのスタッフが、イベントに動員されるのですか?
リカルド君:
アルバイトとボランティア、合計で約100人です。
高橋:
これからの展望は?
リカルド君:
このイベントを通して、ここサルヴァドールで、日本文化が益々ポピュラーになり、より多くの方々が日本文化に親しんでくださることを願います。
カップルでアニメ好きなにも珍しくないようです。
イグアテミ(IGUATEMI)ショッピングセンターの近くに位置するウニベルソ(UNIVERSO)大学の3階建てキャンパス全体を貸切って行われたイベントは、テレビや新聞にも取り上げられました。土日の2日間の開催でしたが、入場券(12レアル)は売り切れ、両日とも3000人以上の人出があったらしいです。
ちなみに彼のアニメ専門店は、コスタアズルという地区で営業しているそうです。
6カ月後に予定されている次のイベントが楽しみになりました。
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筆者プロフィール
久枝・高橋・サントス
音大卒業後、ピアノ教師に。結婚を機にブラジルに渡る。
現在は、サルバドールの海沿いに暮らし、ピアノや歌、日本語を教えている。
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