2001/6/5 第13戦
勝利の女神様はいずこへ?

 ご期待に添えない結果になってしまいました。残念!
 観客も「超満員」ではなく「空席」が目立つ試合でした。当日はテレビ局2局が実況生中継ということでテレビ観戦が多かったのかもしれませんが、久しぶりの地元での代表試合とあれば、スタジアムはいつも熱狂で超満員になります。が、試合の始まるまでかなりの空席が目立っていました。これはブラジル人の今の代表選手に対しての気持ちのあらわれでしょうか?

 試合内容は、前半からブラジルが一方的に攻撃し、ペルーは何せ敵地での試合ということでトップは1名だけで全員守備で固めていました。ブラジルの攻撃陣にスペースを空けない完璧な守備でした。幾度かのゴールチャンスはブラジルにもありましたが、結果につながらない。コリンチャスの選手で固めたブラジル代表はコンピネーションがこれも今ひとつで、やはり「カナリア色の魔力」ですか、動きがちぐはぐの内容で前半が0−0で終了。
 後半には、コリンチャスのマリセリンニョ・カリオカが交代、またコリンチャスのリカルジニョ、また元コリンチャスのヴァンペッタまで交代してのコリンチャス選抜でしたが勝利の女神は見捨てたようでした。

 交代後、何度かのチャンスがありましたが、何せ今回の審判がFIFAがサウジアラビアから約25,000ドルの費用を出して呼んだのはいいのですが、まったくブラジルのスピードについていけず、何度かの審判のミスでチャンスを逃したケースもありました。
 これは現在南米各国とも接戦しているため、従来であれば第三国、たとえばウルグアイなどの審判団をよぶところを、「それでもジャッジに公平性がないのでは?」との配慮からサウジアラビアから呼んだということでした。しかし、何でサッカーの盛んな国たとえばスペインやポルトガルから審判団を呼ばないのか。ましてやスペインやポルトガルであれば言葉の問題がまったくなく、選手とのコミニケーションもよかったのではとの新聞報道でした。これもまた勝利の女神のいたずらですかね。

 さて後半20分、やはり彼。そうです、ロマリオ君がやっとブラジルに勝利の恵みをあたえてくれました。ちょっとしたバックスのスペースに入り込みパスを受け、ゴールキーパーまでもドリブルで抜いての待望の得点! ゴール後真っ直ぐにレオン監督に向かい祝福していました。お互いの苦しい中でのベテランと悩み多き監督の「無言」の祝福の様に思われました。

 しかーしブラジルが喜ぶのもつかの間32分には、フリーキックからペルーのヘディングによる得点で、1−1の同点。ここからはブラジルの悪パターンの始まりで、「ミスパス」「あせり」「観客がペルーに応援」「ブーイングの連続」「観客、家路へ」と選手にしてみれば今までのペルーであれば簡単に追加点を入れて楽勝のはずが、なんと同点のままで選手の気持ちも「動転」。まったくのちぐはぐで終了! なんとも情けないです。これでブラジルは4位です。

  −こぼれ話し−
  ロマリオが会場に着いたとき、ある選手がサンパウロの天気がよくないので「今日は雨が降るかな?」とロマリオにたずねたら、いたずら小僧は「俺がゴールの雨を降らしてやるよ!」と息そうそうでした。
 試合終了後のインタピニューでは、

「カナリア色の相手は試合前から震えあがるような迫力がまったくないね!」

 おいおいどこにゴールの雨があるの? さすがの悪がきも今回は悪たれを吐く力もなかったようですね。
 テレビ局のアナウンサーも同じ様なことを言ってました。「以前はカナリア軍団がグランドに入ると相手のチームの選手の顔色が変わったが、今はまた「カモ」がきたと意欲満々の顔色に変わる」。


2001/4/25 第12戦前日

◆3月27日、28日南米ワールドカップ予選、第11戦は、南米予選首位のアルゼンチンが最下位のベネズエラに5−0と圧勝。ブラジルはエクアドルと対戦し、0−1のまさかの敗退。予選順位を3位に下げた。


  皆さんお久しぶりですね。いよいよ今日(ブラジル時間)ブラジル・ペルーのワールドカップ2002年の予選試合があります。先月22日には、なんと、ブラジル代表が一度も負けたことが無かったエクアドールに0−1で敗退し、私もなかなか皆さんにご報告が出来ませんでしたm(..)m

 第11戦の翌日、ブラジル中は「昨日は何かあった?」かのように平然としてました。ブラジルはサッカー王国なので、対ブラジル戦となると相手チームは総戦力を挙げてきますからブラジルも大変です。ブラジルのレベルは決して下がってはいませんが、相手国もレベルを上げてきているのはわかります。常にディフェンディング・チャンピオンはつらいですね。
 さてさて本日(日本時間 26日9時45分)にサンパウロのムルンビーサッカー場にてブラジル対ペルーの試合があります。
 現在ブラジルは4位、もしペルーに圧勝すれば(必ず圧勝!)2位に浮上します。レオン監督ももしこれで負けでもしたら、「クビ」になるのを覚悟しているみたいな新聞報道です。ブラジル人もだまってはいないでしょうね!

 さて先発メンバーですが、現在世界のナンバー・ワン・ストライカーでもあるリバルドや、黄金の左足のロベルト・カルロスは呼ばれておりません。
 レオン監督もなかなか事前練習での組み合わせがうまく行かないまま、結果的に試合内容が悪いことから、今回の先発メンバーは現在サンパウロ州選手権で10連勝中のコリンチャスのメンバーを多く選出して試合に望みます。

 ブラジルでは日本の代表チームのように、大会に備えて一週間かそれよりも前に選手を集めて連携プレーや組み合わせをしています。しかし、毎月1回の予選会ではどうしてもチーム作りができず、ましてやブラジル代表の場合2日前に選手を召集して試合の前日のコンビネーションの練習で毎回の試合に臨んでいました。結果はご存知のとおりよくありません。
 そこでレオン監督は「いつもチームを組んでいて今好調のチームの選手を抜擢すればコンビネーションには問題ない」と考えたようです。
 現在ブラジルのチームで絶好調なチームはコリンチャス。現監督はなんと元代表監督のヴァンデルレイ監督と、なにか因縁めいた組み合わせですね! 元代表監督も「私のチームは絶好調。代表選手に選抜された選手も私の期待通りに働いてくれるでしょう」と自身満々です。

 さてロマリオはといえば「カナリア色のユニフォームには魔物がいるよ!」だそうです。これは代表選手のユニフォームにはブラジル国民の期待が一身にあびるので、いつものチームのユニフォームのようにプレーができるか、プレッショーがかかり期待どおりの動きが出来ないのではとのこと。また、ロマリオもいつもカナリア色のユニフォームに袖を通すたびに、全身の力が湧きあがるといってました。
 ということで先発メンバーです。

GKROGERIO CENI
DFALESSANDRO
LUCIO
EDMILSON
MFCESAR
LEOMAR
VAMPETTA (元Corinthias)
FWMARCELINHO(Corinthias)
RICARDINHO(Corinhtias)
ROMARIO
EWERTON (Corinthias)
ペルーとの対戦成績は31戦中22勝3敗6分です。楽しみです。  

2000/11/15 第10戦

◆11月15日、南米ワールドカップ予選、第10戦が行われ、レオン新監督のもとブラジルはコロンビアと対戦。現在好調のロマリオが負傷欠場したため、得点のチャンスを生かせず苦戦。後半のロスタイムでロケジュニオールがヘディングで決め、1−0で白星を飾ることができました。また、現在1位のアルゼンチンは、2―0でチリを破り、首位をキープしました。


サンパウロ ムルンビーの悲劇


 今日は、題名をつけてみました。題名からして、日本代表の「ドーハの悲劇」がありましてね。それも、後半の延長時間ぎりぎりあと1分の残り時間もないところで、コーナー・キックでの同点により、コロンビアはアメリカワールドカップ出場の権利がなくなりました。

 今回のブラジル・コロンビア戦も、その再現のようでした。
 前回の代表戦は、丁度シドニー・オリンピック前で、大量得点により上々の仕上がりでしたが、ご存知のように、オリンピックでは予想もしなかった決勝ラウンド初戦の敗退。ブラジル人も相当ショックでした。オリンピック終了と同時に当時の監督が解任され、新監督には日本でもおなじみのレオン監督。総監督にはアントニオ ロペスが就任しての久々の代表戦でもあり、ブラジル内では余裕の勝利と確信していたようでした。

 試合開始前の「国歌」ではアメリカ式に生での国歌で相当盛り上がりがありました。しかし、新監督のレオンは会場内に見当たりませんでした。これは今行われている国内大会で「レッドカード」をもらい三試合の出場停止期間中で、特別席にての指揮だったからです。どうも今回は、はじまりからスムーズではないようにも思われます。

 試合開始、ブラジルは地元での試合ともあって、速攻により相当チャンスを作ってはいましたが、得点には結びつきませんでした。観客も余裕での観戦で、まだ「ブーイング」までは落ち着いておりました。しかし、前半の終了間際には、観客もそろそろうるさくなり多少のブーイングが出てはいました。

 後半に入り、ブラジルは相当攻めてはいるのですが、この代表選手が練習した期間といえば2日間だけで、どうもお互いのコンビネーションがうまくつながりません。
 後半にはフォワードを切り替え、ハーフの選手も入れ替えまでしたのですが、思うようにパスがつながらない状態が後半30分ぐらい続いていました。
 そして、後半30分過ぎには、セーザー・サンパイオの反則でコロンビア側の選手がサンパイオを突き飛ばしての「レッドカード」による中断が約10分ぐらいありました。ブラジル側としては何とかこの試合に勝ち2位を保ちたい。コロンビアとしては、何とか引き分けに持ち込み総得点を維持したい、と後半42分の延長時間が「3分」と提示されてからは全員がコロンビアの守備につき、ブラジルの攻撃を防ぐ体制にいました。

 この頃に、日本でも放映された観客の「ブラジル国旗の投げ捨て」がありました。わたしも自宅で観戦しておりましが、半分ベランダにて「喫煙タイム」で、なるべくテレビを見ないようにしておりました。ブラジルのテレビ放送では、「延長時間がたったの3分とは、おかしい。せいぜい4分から5分の延長時間があってもおかしくない」と主審に批判している内容が流れてきておりました。

 47分ブラジルのコーナーキックで、最後の攻撃となりましたが、この頃には、満席であった席も半分以上が会場をあとにしでておりました。

 そして、47分36秒奇跡のゴール ゴット・ヘッドですね。

 1−0でのブラジルの勝利でした。
 その瞬間会場では踊り狂うは、リオの私の地区では、バクチクでバン・バン、マンゲイラ地区(サンバをご存知の方はこの地名でご理解されるとおもいますが、有名なサンバ・スクールがある地区でもあり、非民区街でもあります)はピストルでの歓声、もうむちゃくちゃでした。どうも最近のブラジル代表戦を落ち着いて見たことがないようです。まったくサッカーはわかりません。日本もドーハでの同点と本当に手に汗を握る試合っていうのがこの試合なのでしょうね! ブラジル国民みんな思っているのは、ビールを飲みながら、雑談しながら、。。。。しながら? ゆったり観戦させてくれよと聞こえてきそうでした。

 次回の代表戦は2001年3月。それまでは、ゆっくり出来そうです。

2000/8/16 第7戦

◆8月16日、サンチャゴにて、南米ワールドカップ予選、チリ対ブラジル戦が行われ、3ー0でチリが圧勝しました。


 15日の代表の試合結果は、もうしません(涙)。
 次回9月3日のボリビア戦、当地リオ・マラカナサッカー競技場であります。
 かならず勝ちますよ、絶対に勝ちますよ、心配無いですよ、た・ぶ・ん?!

 そうそう。当日グローブ放送局に、イタリア・インターナシオナルのロナルヂニョがゲスト出演しました。名目は代表選手への激励だが、本人は「おれもまだいるぜ!」とアピールしたいのがみえみえでした。  

2000/8/14 第6戦

◆7月26日、南米ワールドカップ予選、ブラジル対アルゼンチン戦が行われ、3ー1でブラジルが勝利しました。


 これまでブラジルは予選5位で、国内の声も「今回のワールドカップは、ブラジルはだめ」との声もありました。代表選手がサンパウロ空港に到着した日も、本来は空港正面出口から出てファンや報道人にもみくちゃにされるのですが、今回は空港裏口からそっとホテルに移動。どうも代表選手側は、ファン、報道陣から、今回もまただめではないかと選手に動揺を与えることを避けるための行動であったようです。

 さて試合は、開始早々ブラジルは速攻攻撃に徹し、前半8分アレックス(パウメイラス)がヘディングにて得点。波に乗ったブラジルは、再びアレックス・ヴァンペッタ(コリンチャンス)コンビで追加点して2ー0とリード。前半終了1分前に、アルゼンチンがブラジルの浮き足立った守りにつけ込み1点を返し、前半折り返し2ー1としました。

 後半もブラジルの速攻攻撃は衰えず、開始5分にまたもやヴァンペッタが追加点をたたき出し3ー1とリード。その後はお互いに攻撃はするが、追加点には結びつかず、3ー1にてブラジルの圧勝でした。予選順位 も5位から2位になり、これからのブラジル戦に期待がかかります!




INDEX