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現地リポート

自然の水族館&青の地底湖 ボニート
 ウニベルツールのスタッフが、今ブラジルでエコツーリズムとして注目を集めているボニートへ行ってきました。

 マットグロッソ・ド・スル州中南部に位置するボニート(サンパウロから1,262km、マットグロッソ・ド・スル州都カンポグランデからは248km。標高315m)は、美しい川と湖、鍾乳洞などが点在しており、近年エコツーリズムの場所として人気を集めています。

 エコといっても、環境問題だけを取り上げるだけでなく、まずは南米・ブラジルに残る自然がどれだけ豊かで、美しい自然とはどういうものかを知るところから始めるとよいのかなと思います。
そして、素晴らしい自然と観光を両立させている姿を見てみませんか?



ブラジルではソバが人気!

 ボニートへは、サンパウロから飛行機でカンポ・グランデを経由して行きます。日本より遙かに広いブラジルでは、サンパウロとカンポ・グランデの間にも1時間の時差があります。

 カンポ・グランデに到着すると、とてもよい天気でジリジリと肌が焼けて痛いほど。日本語ガイドの案内で市内見学へ向かいます。

 市内では、最近ブラジル国内で名物になっている“SOBA”をMERCADO MUNICIPAL(メルカード・ムニシパル=市立市場)に食べにいきました。沖縄移民が多いこの町では、沖縄のソーキソバ(大きなお肉がごろんとのっている)が“SOBA”という名前で売られているんです。どれほど名物かというと、ブラジル国内のガイドブックにも、名物の一つとしてのっているほど。

 市場では野菜、お菓子、唐辛子の瓶詰め、衣服の他に“SOBA”屋が何軒も軒を連ねていました。上にのせるお肉は、日本と違い鶏・豚・牛のいずれかをチョイス。サイズもミニからグランデ(大)まで4サイズもあります。味はちょっと塩辛いけど、なかなかおいしかったですよ。

 このほか市場には、ブラジル特有のくだもの、ナッツ類、野菜、お菓子、唐辛子などを見ることができて、ブラジルの雰囲気を味わえて楽しめます。なお、市場が混みあうのは夕方からで、市民の憩いの場になっているようです。

 一通りの市内観光を済ませ、夕方から車で片道4時間かけてボニートへ。

 途中の景色は地平線の彼方までつづく草原と牛ばかり。本当に牛が人より多いんです。この辺の牛は、牛舎にぎゅうぎゅう詰めになって飼育されるのではなく、広い草原にほったらかしで草を食んで大きくなります。食用に飼育されている牛で、薬など一切使わない健康的な肉だそうです。
 
HOTEL WETEGA
室内設備:冷蔵庫、金庫(鍵をフロントで申し込んで受取る)、エアコン、テレビ、電話。室内の電気やエアコンは全て電話についているボタンで操作、浴室にはドライヤー、シャンプー・リンス、シャワーキャップ、石鹸、タオル。
 ボニートへは、片道4時間と長いのですが、道は全て舗装されていて問題はとくにありません。途中トイレ休憩にお土産屋に寄り、夜9時ごろにボニート市内にあるHOTEL WETEGAに到着。オーナーのMR.IZUMI JOAO(日系3世)が出迎えてくれました。

 ホテルはシンプルですが、新しく清潔でフロントの係りの方も感じがよい。ちなみに、オーナーは日系人ですが、ホテルの係員はすべてブラジル人なので英語しか通じません。


ボニート観光の醍醐味、川下りツアー

いよいよボニート観光ですが、その前にボニートの説明を。

 ボニートはその周辺一帯が複数の牧場主の土地となっており、各牧場主が自分の土地にある川や湖、鍾乳洞などを案内するようになっています。
 ボニートには30余りのアトラクションがありますが、その殆どは各牧場の持ち主が提供しています。環境保護のため人数制限がされていて、各箇所1グループ8名前後の単位で、必ずボニート市公認のガイドが同行しなければ観光することができません。時間も30分毎あけて出発するなどのルールがあります。
 また、個人客で各アトラクションの牧場に行って直接出向いても、その場で観光に参加ができないので要注意。必ず、ボニート市内の旅行会社でツアーの申し込みをして参加することが大切です。ただし、時間がない方は、日本出発前に予めツアーを組んで行く方がぐっと効率的です。

 ボニートの醍醐味の一つは、驚くほどに澄んだ川で泳ぐ魚を見たり、一緒に泳いだりすること。そのため、観光には水着と水中カメラは必須です。

 さて、水着を服の下に着て、初日のツアーに参加です。
 午前中はフォルモソ川で川下り
  ボートの船頭のガイドからボートの乗り方や途中急流・滝などを下る際の注意事項を聞いた後、ライフジャケットを着てゴムボートに乗り込みます。川下りは濡れるので、水着で行った方がよいでしょう。また、靴はビーチサンダルでも大丈夫ですが、できればウォーターシューズがあるとなお良いです。

 この日は、水が思ったほど澄んではいなかったのですが(残念)、静かで猿や鳥、魚の群れなどをみることができました。
 進んでいくと、いくつかの急流や滝をボートで下るところがあり、なかなかスリリング。同じボートに乗っている人たちで、きゃーと喜びながらの川下りです。
 途中、カヌーにのったお兄さんがデジタルカメラで、ボートに乗っている写真を撮ってくれるサービスがあります。ほかの動物達の画像なども入ったCDを作ってくれる(一枚 RS$35.00 =約 US$16.00 /2006年11月現在)ので、ちょっとしたお土産によいかも。
 川下りの最後、急流を過ぎて流れが緩やかになったあたりで、皆で川に飛び込み、水遊びです。水はちょっと冷ためですが、間近に魚を見ながらの川遊びは新鮮な感覚です。


ジャングルトレッキングと滝巡りツアー

 午前中の川下りツアー終了後、午後のミモソ川観光に向けて別の牧場へ移動。牧場では、薪でくべられたストーブ(FOGAO)の上にフェイジョン、フェイジョアーダ、パラグアイスープ(かぼちゃの煮込んだもの)、鶏、ポテト、川からひいてきた水で冷やされたサラダなど美味しそうなものばかり!飲物もコーヒーの他に温かいシナモンやクローブのお茶がおいてあり、川下りで冷えた体が温まります。
 昼食の後は、牛皮でつくったハンモックで一休み。これが、何とも言えず気持ちいいんですよ。

 ゆったりとランチをとり、体を十分に休めたら、午後の観光、ミモソ川観光です。
 ミモソ川観光は、ジャングルトレッキングをしながらいくつか滝を巡るツアー。ここでも水着&ウォーターシューズ着用で参加されることがお勧めです。
 コースの各ポイントで泳げますが、水の底が石灰水でかたまった石筍で、こまかい珊瑚の上を歩いているようにゴツゴツしています。素足で入るととても痛くて怪我をする場合もあるので、ウォーターシューズは用意したいところです。

 出発前にライフジャケットを貸してくれますが、ライフジャケットがなくても各ポイントにはプラスチックの堅い浮き輪があり、それを借りて泳ぐこともできます。

 滝を巡った帰り道、ジャングル全体を見渡せる展望台にいきました。目の前に広がる緑豊かなジャングルは、開放的な気分にさせてくれます。
 牧場に戻って、またまたおいしいお菓子とお茶、コーヒーなどをいただいて、この日の観光は終了です。


ボニートおすすめシーズン

 お勧めの季節は、水に入るアトラクションが多い夏時期(10月〜3月)です。
 ただ、夏時期は蚊がすごいので、虫除け及び日焼け止めは必ず必要。(なお、ブラジル観光局は黄熱病の予防接種も勧めてます)

 冬時期(6〜8月)の方が水は澄んでいるそうですが寒くて大変。
 また、人気の青の地底湖は、時期によって地底に日光が差し込むときがあります。時期は12月15日〜1月15日の朝の1時間ほど(9時前後)。光が差し込む幻想的な青の地底湖を見たい場合は、この時期がおすすめです。


ボニート豆知識

 ボニートの水は石灰水で硬質。軟水になれている日本人は、硬水を飲むとおなかをこわすことがあるので、川下りなどで水を飲み込まないよう注意が必要です。
 





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